コンセント交換の費用と業者選びを解説する記事

料金表がある地元の電気工事業者と出会える
が解説!

コンセント交換 費用と優良業者の 見分け方を徹底解説

コンセント交換費用は、
1ヵ所8,800円+コンセント部材費が目安です

  • 破損したコンセント

    家のコンセントが
    破損した、
    焦げてしまった…

  • コンセントからすぐに抜けてしまうプラグ

    プラグがすぐに
    抜けてしまう…

コンセントが故障した時に知っておきたい

  • 適正な工事費用の相場
  • 信頼できる業者の見分け方
  • 悪質な業者から身を守る方法

を、電気工事のプロが解説します!

そもそもコンセント交換はどんな工事?

コンセント交換の多くは、焦げたり、割れたり、ぐらつくようになった古い器具を、新しいものに取り替える工事です。壁を壊すような大掛かりな工事ではなく、プロの電気工事士なら5分程度で完了する、非常にシンプルな作業です。

1. コンセントを新品へ取り替える工事

コンセント交換とは、破損や故障したコンセントを新品へ取替える工事

破損・焦げ・ぐらつきを新品に交換する工事

【重要電気工事士の資格が必須!】無資格のDIYは法律違反で、火災や感電の危険があります。

プロにとっては簡単な電気工事です

プロなら写真1枚で総額の見積もりが可能です

POINT
非常にシンプルな工事ですが、無資格での作業は絶対にやめてください。そして、業者に依頼する際は料金の透明性が重要です。この簡単な作業で「現地を見ないと値段は出せない」と言う業者は、プロ意識が低いか、不誠実な対応をされる可能性を疑うべきです。

2. メーカーによって部品の調達難易度が異なる

コンセントのメーカーはパナソニック、東芝、神保などがあり、種類もたくさんある

メーカーはパナソニックが圧倒的シェア。ほとんどの業者が在庫を持っています。

東芝・神保電器製などは取り寄せになる場合が多く、工事まで時間を要することも。

プロが知りたいのは「メーカー」と「種類(2口、アース付など)」だけ。スマホで写真を撮って見せるのが最も確実です。

POINT
特にテレビ・LANなどと一体型のプレートは、メーカーを合わせないと取り付けできません。東芝や神保電器製の特殊なタイプの場合、部品1つの取り寄せでも送料がかかるため、正直な業者はその点も事前に説明してくれるはずです。

コンセント交換の費用はいくら?【プロが教える料金の真実】

電気工事20年以上の経験から導き出した適正価格

※ここで示すのは、私自身が同業者の仲間にもヒアリングした上での「誠実な工事に対する適正価格」です。

1ヵ所目の工事費

8,800(税込)

出張費や作業費など、部品代以外の全てを含んだ料金です

+

2ヵ所目以降の工事費

3,300円~

出張経費が1回で済むため、2ヶ所目からはグッと安くなるのが一般的です

+

コンセント部材費

400円~1,500円程

下記(コンセント部材費の目安)参照

POINT
正直なところ、業者によって価格は様々です。しかし、この道20年以上の私の経験上、上記の価格が一つの適正な目安だと考えています。これより極端に安い、あるいは高い場合は、一度立ち止まって考えるべきです。

【プロの本音】この料金表示は要注意!誠実な業者か見極めるポイント

コンセント交換のようなシンプルな工事で、料金を曖昧にする業者は誠実とは言えません。以下のような表現を使う業者には注意が必要かもしれません。

注意点 1

「〇〇円~」
という表示

基本料金など一部の金額だけを安く見せ、出張費や作業費などが別途必要であることを明記していないケースです。最終的に高額になる可能性を念頭に、必ず「総額でいくらになるのか」を確認しましょう。

注意点 2

「現地を見ないと分かりません」

プロの視点から言うと、コンセント交換の見積もりのためだけに現地へ行くのは、正直なところ手間と時間がかかり過ぎます。写真や状況のヒアリングで総額を提示できるはずです。この回答を繰り返す業者は、お客様の時間を大切にしていないか、高額な料金を請求される可能性があります。

注意点 3

不透明な
「追加料金」

通常の交換で追加料金はまず発生しません。稀にネジが錆びて外れない等の例外はありますが、簡単な配線処理などで追加料金を請求する話も聞きます。プロであれば当然工事費に含めるべきで、安易に追加料金を要求する業者には注意が必要です。

コンセント部材費の目安

コンセントの部材費は形状により異なりますが、業務用機械等の特殊なものでなければ、部材費は400円~1,500円程です。

パナソニックの2口コンセントの値段
2口コンセント
部材費:約400円
アース付コンセントの値段
アース付コンセント
部材費:約800円
200Vコンセントの値段
200Vコンセント
部材費:約800円

どこに頼むべき?【プロの最終結論】

結論から言えば、料金が明確な「地元の電気工事業者」か「街の電気屋」が最もおすすめです。なぜなら、地元の評判を大事にするため変なことはしないからです。ここでは3つの依頼先を、プロの視点から正直に比較します。

◎ 最もおすすめ

①電気工事士

何と言っても「電気工事のプロ集団」です。専門性が高く、あらゆる現場に対応できる技術力があります。また、中間マージンがないため適正価格での工事が期待できます。ただし、ホームページがない、あっても料金が不明確など「探しにくい」のが最大の難点です。

相場
1ヵ所 6,600円~9,900 + 部品代
依頼方法
電気工事業者のホームページにはスイッチ交換費用を明確に記載していない場合が多いので、問い合わせページから画像を添付して工事費用を確認する。

なら簡単に探せます!
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料金表のある
地元の電気工事業者を探す
〇 おすすめ

②街の電気屋

パナソニックのお店など、地域密着で営業しているお店です。高額請求の心配はまずなく、対応も早いでしょう。ただし、見積もりを依頼するだけで「出張費」を請求される可能性があり、気軽に相談しにくいのがデメリットです。費用も相場よりやや高めになることがあります。

相場
1ヵ所 8,800円~12,000 + 部品代
依頼方法
出張費を避けるため、まずはコンセントの写真を撮ってお店へ直接相談に行くのが良いでしょう。
△ 判断が求められる

③インターネット集客業者

「マッチングサイトなど、インターネット上で職人や工事業者を探せるサービスです。便利な一方で、注意も必要です。中には不誠実な業者が紛れていることもあり、「スイッチ交換のつもりが、分電盤交換など高額な工事を勧められた」といったトラブルは、自治体からも注意喚起がされています。 もちろん、料金が明確で良心的な業者も多数登録されています。例えば「くらしのマーケット」などは料金体系が分かりやすい良いサービスだと思います。大切なのは、ユーザー自身が慎重に業者を見極めることです。

相場
1ヵ所 5,500円~20,000 + 部品代
依頼方法
もし利用する場合は、料金体系が明確なサービスを選びましょう。その上で、「総額の見積もり」を依頼し、曖昧な回答しかしない業者は避けるのが賢明です。

【最重要】信頼できるプロは「誠実さ」で見抜く

業者のスキルは「見抜けない」と知る

まず大前提として、一般の方が業者の「技術レベル」を見抜くことは不可能です。私が風邪をひいて病院へ行っても、そのお医者さんが名医かどうか判断できないのと同じです。知識がないのですから当然です。

コンセント交換は簡単なので、スキルがなくても外見は綺麗に仕上がります。しかし、壁の中の電線接続が不完全だと、数年後に火災の原因になりかねません。これは外からでは絶対に分かりません。

「誠実さ」は料金に出る

では、何を基準に選ぶのか? スキルが見抜けない以上、 「誠実さ」で選ぶしかありません。そして、その業者の誠実さが最も現れるのが「料金の透明性」です。このシンプルな工事の料金を明確に提示できない業者は、お客様に対して誠実とは言えません。

コンセント交換は簡単なので、スキルがなくても外見は綺麗に仕上がります。しかし、壁の中の電線接続が不完全だと、数年後に火災の原因になりかねません。これは外からでは絶対に分かりません。

最終チェックリスト

どのように依頼すればよいのか?

メールやLINEでの問い合わせに対応している業者へは、下記があれば正確な総額見積もりが可能です。

Step1:コンセントの写真を撮る

少し離れて1枚、近くでメーカー名がわかるように1枚の計2枚あると確実です。

LINEやメールでコンセント交換を依頼する際に送るコンセントの画像
Step2:状況を伝える

「通電しない」「熱くなる」「火花が出る」など、写真で分からない状況と、「値段を知りたい」といった依頼内容を伝えましょう。

スマートフォンで問い合わせしている手の写真

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この記事を書いた人
株式会社電恵 代表取締役 岸 元気
岸 元気電気工事士
株式会社電恵代表。
電気工事施工管理20年の経験
保有資格:第一種電気工事士、1級電気施工管理技士。
電気工事の経験20年、独立後は自力で作成したホームページ集客のみで法人設立後も3年間黒字を維持。